運動Exercise
生活動作も運動のひとつです。通勤時間、勤務時間、おうち時間に少しずつ体を動かしましょう。
1.血管を若返らせ、生活習慣病や認知症の予防効果がある
厚生労働省の研究成果が、死亡、生活習慣病等発症、がん発症、ロコモや認知症発症のリスクをそれぞれ2.8%、3.6%、3.2%、8.8%減らすことを示しています。特にロコモや認知症への効果は大きいです。
2.体力や筋力の維持・向上
体力を高めておくことは、循環器疾患や運動機能低下の予防に有効であることは言われています。近年では体力が低いと将来耳が遠くなるリスクが高くなるなどの研究結果もあり、体力の維持・向上は感覚器の機能低下の予防にも有効であることがわかってきました。
また、全身の筋肉は大小約400個あります。そのうち歩いたり姿勢を維持したりといった日常の動作の基盤となるQOLに大きく影響する筋肉ほど、実は加齢の影響で衰えやすい筋肉でもあるのです。これらの加齢の影響を受けやすい筋肉をしっかりと鍛えることがQOLの維持・向上に大切です。
3.心肺機能向上により疲れにくくなる
身体活動量が多く、心肺持久力の高い人は、長生きであることが報告されています。普段の運動習慣は、筋量を増加し筋力を高めるだけでなく、心機能に好影響をもたらし、心血管系の予防の効果もあります。
運動には、ネガティブな気分を発散させたり、ココロと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用があります。とくに効果的なのは、体の中に空気をたくさん取り入れながら行う有酸素運動。軽いランニングやサイクリング、ダンスなどです。近所を散歩したり、緑の多い公園などで、ちょっとアクティブにすごしたりするだけでも効果があります。体がぽかぽかして、汗ばむくらいを目安に続けてみましょう。
頑張りすぎると、かえってストレスがたまってしまうので、スッキリしたと思えるくらいの軽さを目標にしましょう。1日にたくさんやるより、運動習慣を継続させることが大切です。
1.脳内物質セロトニンの分泌を促し、悩みや不安を和らげる
2.ストレス解消やリフレッシュ効果
3.脳の活性化、集中力UP