Smoking Smoking

タバコSmoking

タバコ

お金を払って不健康を手にいれますか?

タバコの正体を知る

1.ニコチンの特徴:依存性が極めて高い。血液のニコチン量は1時間後には約1/4に減少するため、すぐに次のタバコが吸いたくなりそわそわ落ち着かなくなる。(禁断症状) アルカロイドの一種で、神経毒性の強い猛毒です。化学物質としては毒物に指定されています。
たばこの葉に含まれており、喫煙によって煙から体内に取り込まれます。血液中のニコチンは急速に全身に広がります。中枢神経にあるニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR)にニコチンが結合すると、報酬系と呼ばれる神経回路に作用して心地よさをもたらします。喫煙の習慣をなかなか止めることができないのは、この仕組みが強い薬物依存を引き起こすためです。また、強い血管収縮作用があるため毛細血管を収縮させ血圧を上昇させます。
ニコチンそのものには発がん性は認められていませんが、ニコチンが分解・代謝されることによって生み出されるニトロソアミン類は発がん性があることが知られています。

2.一生タバコを吸い続けたとしたら、タバコ代約1000万円!そのうち約620万円は税金 たばこの価格には国たばこ税、地方たばこ税、たばこ特別税、消費税の4種類の税金が含まれています。
銘柄などによって異なりますが、一般的な紙巻たばこでは、税負担率は6割にも達するなど、たばこは、わが国でも最も税負担率の重い商品のひとつとなっています。

加熱式たばこや電子タバコ

1.加熱式タバコ たばこ葉やたばこ葉を加工したものを、燃焼させずに電気的に加熱し、蒸気化したニコチンと加熱によって発生した化学物質を吸入するタイプのたばこ製品です。日本では2013年ごろから普及してきました。

加熱式たばこは、喫煙者本人及び周囲への健康影響や臭いなどが紙巻たばこより少ないという期待から、使い始める人が多くいます。 化学成分を分析した結果からは、加熱式たばこの主流煙には、多くの種類の有害化学物質が含まれるものの、ニコチン以外の有害化学物質の量は少なかったと報告されています。しかし、販売開始からの年月が浅いため、長期使用に伴う健康影響は明らかになっていません。また、量が少ないとしても、たばこ煙にさらされることについては安全なレベルというものがなく、喫煙者と受動喫煙者の健康に悪影響を及ぼす可能性が否定できないと考えられています。

2.電子タバコ 香料などを含んだ溶液を加熱して、発生する蒸気を吸入する製品です。溶液の主成分はグリコール類で、食品添加物や医薬品などに使われているものですが、諸外国ではニコチンを含むものが流行しています。
わが国においては医薬品医療機器等法により、ニコチンを含む溶液の販売には許可が必要です。ニコチンを含まない電子たばこは、たばこ事業法のたばこ製品として分類されないため、未成年を含む若年者も購入可能となっています。
なお、ニコチンの有無にかかわらず、電子たばこによっては、健康に影響を及ぼす可能性のあるホルムアルデヒド、アセトアルデヒドといった発がん性物質などを発生するものがあると報告されています。因果関係の有無を推定する科学的根拠はまだ不十分ですが、使用者本人にも周囲にも健康影響が生じうると考えられます。

正しく禁煙する

1.ガマンの禁煙は続きません。自分のペースで始めましょう。 2.健保の禁煙サポートを利用してください。 3.禁煙治療は、一定の条件を満たす方は医療保険が適用されます。 以下の要件をすべて満たした方のみ、12週間に5回の禁煙治療に健康保険が適用されます。
・ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)で5点以上、ニコチン依存症と診断された方
・35歳以上の場合、ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方
・直ちに禁煙することを希望されている方
・「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意された方

4.自治体の禁煙支援プログラムを活用しましょう。