健診と検診Health Check
皆さんが毎年受ける定期健康診断や健康診断、いわゆる「健診」は法律で定められており、必ず受診してほしいものです。
健診によってご自分の健康状態を知ることができるうえ、深刻な病気を未然に防ぐことができる効果的な方法なのです。
40才以上になったら特定健診でメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に関連する病気のリスクの有無を検査します。リスクがある方には生活習慣をより望ましいものに変えていくための保健指導を受けていただき、糖尿病や脳卒中等の病気を予防していきます。
1.自覚症状のない病気、特に生活習慣病を予防できる 2.健診後の保健指導で、健康改善やダイエットについてサポートを受けることができる 3.緊急入院するような脳卒中や心筋梗塞など重篤な疾患の兆候が発見できる 4.疾患の予防・早期発見により、長期入院・長期治療しなくて済むので、本人はもちろん、家族にとっても負担が少ない。 5.みんなが健康になれば、保険料の値上げを防ぐことができる
健康診断には大きく分けて「定期健康診断」と「任意健康診断」の2つがあります。
生活習慣の変化等により、近年、生活習慣病による死亡者数が増加しています。生活習慣病を原因とする死亡は、全体の約3分の1にものぼると推計され、それを防ぐために始まった健診の制度です。40~74 歳となる医療保険の加入者が対象となります。
健診は基本的に年に1回以上受診します。前回までの数値や次回の成績と比較ができるので、「1年でどう変化したか?」という健康管理に役立つだけでなく、病気にかかった時にも参考になる記録でもありますので大切に保管しましょう。結果で「要検査」「要治療」と判定されたら、そのままにしておくと病気が進行してしまうこともあります。自覚症状がなくてもすぐに対応しましょう。
基準値は、将来の病気を予測して学会で決められた値(血圧、脂質、血糖など)や、多数の健康な人の平均的な数値を参考にして決められた値(赤血球、肝機能など)があります。異常値が出たからといって「病気にかかった」と考えるのは早計です。受診時の食事や運動等の状態や、性・年齢なども考慮して対策を考えていきます。
肥満の判定は、身長と体重から計算されるBMIという数値で行われています。
BMIは、つぎの計算式で計算できます。
BMI の計算式:体重㎏÷(身長m×身長m)
適正体重はBMI18.5~25未満。統計的にはBMI22が最も病気になり
にくい状態とされています。
こちらから、自分のBMIを確認してみましょう!