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子どもの健康Children’s Health

小児科の上手なかかり方
小児科の受診の前に。持っていくと良いもの

急な発熱など、受診前はバタバタしてしまうことも多いですよね。
あらかじめ持ち物を確認し、必要な情報は事前に整理しておきましょう。

子手帳

小児科受診のとき、最優先でいれるべき必需品です。ワクチン接種状況や成長状況を踏まえた治療相談が可能です。また、普段からこまめな母子手帳への記入も忘れずに!

薬手帳

今飲んでいる薬が無い場合でも、過去の服薬歴や体調を崩した過去経緯や頻度がわかる、重要な情報源になります。

真(便や嘔吐物の写真など)

ご自宅の記録も極めて有用です。検査結果や健診結果等をデータで残しておいたり、便や吐物など、気になった情報は撮影して残しておくとよいでしょう。

モ(先生に聞きたいメモ)

小児科で、「聞き忘れた!」という経験はありませんか?事前に先生に確認しておきたいことをメモしておくと、聞き忘れを回避できるためお勧めです。

【 その他、あると便利な小児科受診グッズ 】

着替え、授乳グッズ

ブランケット

お気に入りの絵本やぬいぐるみ など

こんなときはどうする?迷ったらまずは救急電話相談に!

こんなときはどうする?
迷ったらまずは救急電話相談に!

子どもの救急電話相談窓口として、#8000 と#7119 があります。
主な違いとして、対象年齢や繋がる先が挙げられます。

#8000

対象年齢が小児限定で、救急車の要請要否判断までとなります。小児に特化した怪我や病気の対応を詳しく相談したい場合はこちらに相談してみると良いでしょう。

#7119

全年齢を対象にした相談窓口で、そのまま救急車を要請できます。緊急性を要する場合はこちら に相談してみると良いでしょう。

【 困ったときの相談窓口 】

JAL健保にご加入の方は、「オンライン健康相談 First Call」がご利用いただけます

お薬の処方で注意したいこと

かぜに抗菌薬(抗生物質)は効きません

子どもの「かぜ」には抗菌薬(抗生物質)は効きません。抗菌薬は「細菌」を殺す薬ですが、多くの「かぜ」の原因である「ウイルス」には効果がないのです。
更に、必要ない時に抗菌薬を使うと、下痢などの副作用ばかり出てしまう危険があります。また、不適切な薬の使用で菌が薬に慣れてきてしまい、将来重い感染症に罹った「ここぞ」という時に、薬が効かないこともあるため注意が必要です※1

かわいい子には話をさせよう

ついつい、自分が話していませんか?

覚えておきたい、かわいい子には"話"をさせよう

病院に行った時、ついつい子どもの代わりに親が医師と話していませんか?
子どもがある程度お話できる年齢になったら、まずは症状を自ら医師に伝えさせることをお勧めします。
子どもが自分でお話することで、親には分からない子どもの感じている違和感が伝わったり、自分の症状を他人に伝える成長機会にも繋がります。
また、子どもにとっては、「大人が勝手に決めた苦い薬を飲まされる」ではなく、「自分で相談して、一緒に決めたお薬を飲む」という体験になり、治療にも積極的になりやすいと言われています。
子どもの将来のためにも、まずは子どもに受け答えさせてみて、後から親が補足する受診スタイルを取ってみましょう。

※1 厚生労働省 2023/10 「抗微生物薬適正使用の手引き 第三版」