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がん(女性に特徴的ながん)Woman’s Cancer

もし、要精密検査と言われたら?
こんなに変わった「女性のがん」

女性の9人に1人がかかる時代
こんなに変わった「女性のがん」

がんの種類によって多少の違いはありますが、どのがんでも5年生存率は増加しています。
正しいがん治療は確実に進歩し、「向き合う」「付き合う」病気へと変化しています。
情報を知って上手に付き合うことが大切です。

再検査って怖いの?痛いの?

もしも「要精密検査」と言われたら?

がん検診は「精密検査が必要な人(要精密検査)」と「精密検査の必要がなくて定期的にがん検診を受ける人(精密検査不要)」に分ける検査です。「精密検査」となった場合は、「がんの疑いがある」状況です。本当に”がん”かどうか、細胞を見るなど詳しい検査が必要になります。

検診の結果によって、その後の対応は異なります。

例えば子宮頸がん検診の場合、検査結果は、細胞診の場合「精密検査不要」もしくは「要精密検査」のどちらかに分類されます。「要精密検査」となった場合は、「がんの疑いがある」状態です。精密検査の目的は、がんがあるのか、前がん状態であればその段階を知り、ご本人と医療機関とでより良い対応が取れるようにすることです。

怖くない

「要精密検査」がすべて
「がん」というわけではありません

がん検診で「再検査」と言われるととても不安になると思います。
乳がん検診で要精密検査となる確率は8%程度、そのうち実際に乳がんと診断される人は要精密検査となった人の5%※1 です。
子宮がん検診では、要精密検査となる確率は1.2%程度、そのうち子宮頸がんと診断される人は0.05%※2 です。
心配しすぎる前に、まず精密検査を受けることが大切です。

痛くない

どのような検査が受けられるか
事前に婦人科に確認すると安心です

検診の結果によって、要精密検査の内容は異なります。例えば、子宮頸がんの要精密検査として一般的なコルポスコープ検査は腟拡大鏡を用いた検査で、組織を一部採取して顕微鏡で診断します。痛みは個人差がありますが、ほとんど痛みを感じないか軽度な場合がほとんどです※3
要精密検査の結果を受け取ったら、1 ヵ月を目安に再検査を受けましょう。どのような検査が受けられるかは事前に婦人科に問い合わせて確認しておくとスムーズです。

クリニックの選び方

がんの治療にはいくつかの方法があります。医療が進み、最新の治療法も増えてきました。もしがんになったら、自分が納得できる治療法を選ぶために以下のようなポイントを心にとめておきましょう。
以下のようなポイントは、病院のホームページでも公開されていることがあります。また、国立がん研究センターのホームページでは、がん種別に、一定数の診療経験のある病院を検索することができます。

使えるサポート・支援

お金の心配、心の不安をサポートする仕組みとして、傷病手当金や限度額適用認定制度など、高額な医療費に対応する制度があります。

傷病手当金制度

病気やけがの治療のため、仕事に就くことができず、給料等をもらえないときに支給されます。

限度額適用認定制度

医療費が高額になる場合は健保に申請することにより、高額分を窓口で負担しなくてよい制度です。マイナ保険証があれば申請は不要です。

がんに関する総合的な情報

がんにまつわるいろいろな情報を知ることができます。

がん情報サービス
ganjoho.jp (国立がん研究センター)

  • ※1東京都保健医療局保健政策部健康推進課「#女子けんこう部」
  • ※2厚生労働省
  • ※3国立がん研究センター「子宮頸がん検診について」