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日本人の2人に1人はがんにかかる

がんは日本人の2人に1人がかかる身近な病気です。正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に努めましょう。

がんって、どんな病気?

がんは、からだをつくっている細胞の遺伝子に傷がついてできた異常な細胞(がん細胞)が、監視する仕組みをすり抜けて増えていくことで起こる病気で悪性腫瘍(あくせいしゅよう)ともいわれます。がん細胞は無秩序に増え続け、からだの臓器にがん細胞による腫瘤(しゅりゅう)という塊をつくり、臓器の機能を低下させたりします。さらに、がん細胞ははがれやすく、リンパ管や血管に入ってリンパ節や他の臓器に転移したり、お腹の中に撒かれるなど、全身に広がっていきます。

がんに関して解説した図
厚生労働省 「スマート・ライフ・プロジェクト」(別ウィンドウで開きます)

日本人に多いがん

大腸がん

男性では第2位、女性では第1位の罹患数のがん(全体では1位)。

大腸の粘膜に発生するがんで、日本で罹患数・死亡数ともに非常に多いがんです。早期には自覚症状が少ないですが、進行すると血便、排便習慣の変化(便秘・下痢)、便が細くなる、腹痛、貧血などの症状が出ます。食生活の欧米化や加齢が関連し、良性ポリープからがん化する場合と正常細胞から直接発生するケースがあり、S状結腸や直腸にできやすいのが特徴です。早期発見のため40歳以上での検診が重要で、適切な治療で完治も期待できます。

肺がん

日本人の死亡原因のトップ。肺の細胞ががん化する病気で、咳、痰、血痰、胸痛、息切れなどが主な症状ですが、初期は無症状のことも多く、検診での早期発見が重要です。喫煙が最大の要因ですが非喫煙者でも発症し、組織型(小細胞がん、非小細胞がんなど)と進行度(ステージ)で治療法(手術、化学療法、放射線治療など)が大きく異なります。

胃がん

胃の粘膜細胞ががん化する病気で、ピロリ菌感染、塩分の多い食事、喫煙などが原因で、初期は症状が出にくいですが、胃痛や不快感、貧血などの症状が現れることもあり、内視鏡検査での早期発見と治療が重要で、早期なら根治も可能ですが、進行すると治療が難しくなり、内視鏡治療、手術、薬物療法などがあります。

女性に多いがんや女性特有のがん

これらのがんは、女性のホルモンの影響を受けやすいことが特徴です。

乳がん
自覚症状
乳房のしこり、分泌物
発症しやすい年代
20歳代~

原因は遺伝のほか、女性ホルモンの影響が大きい乳がん。初潮が早かった人や出産経験のない人、また脂肪分の高い欧米型の食事を続けている人の発症リスクが高いといわれています。乳がんは自分で発見できる可能性のあるがん。代表的な自覚症状は、乳房の中のクリッとしたしこり。えくぼやくぼみ、ひきつれ、左右差で分かることもあります。しこりが小さいうちに見つかれば90%以上は治療可能ともいわれるので、定期的なチェックを欠かさず、乳房に異変を感じたら、すぐに病院で診察を受けましょう

子宮頚がん
自覚症状
不正出血、月経不順、性交時出血、おりもの
発症しやすい年代
20歳代~

年々患者の若年化が進み、女性特有のがんのうち、20~30歳代の発症率では第1位です。主な原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)は、性交渉の経験がある女性の80%以上が50歳までに感染するといわれます。がんを引き起こす高リスク型のHPVに感染した場合、子宮頸がんに進行する可能性があります。初期にはほとんど自覚症状がありませんが、不正出血や月経不順、婦人科健診での前がん病変の段階で早期に発見しやすく早期治療が可能ながんなので、定期健診の受診が大切です。

卵巣がん
自覚症状
腹部膨満感、下腹部痛、不正出血
発症しやすい年代
40歳代~

卵巣にできる悪性の腫瘍が卵巣がん。全年代でみられますが、近年は40~60歳代での発症が増加。食生活の欧米化や出産回数の減少などが要因ともいわれ、他のがんに比べて遺伝的リスクが高いこともわかっています。早期発見は難しく、自覚症状があって受診した場合はすでに進行がんだったり、乳がんと関連することも。家族性も多いがんです。卵巣の病気の発見にはエコーやMRIなどの画像診断が有効です。

子宮体がん
自覚症状
不正出血、月経不順
発症しやすい年代
50歳代~

主な原因は女性ホルモンであるエストロゲンの乱れで、閉経後の50~60歳代の未婚の女性に多く発症する傾向にあります。また、肥満、高血圧、糖尿病によって発症リスクが高くなります。食生活の欧米化、出産回数の減少により、近年罹患数が著しく増加しています。もっとも多い自覚症状は不正出血や月経不順で、子宮内膜細胞診や組織診、骨盤MRIで発見されることもあります。少量でも出血があれば、すぐに受診を。

がんと向き合うために

がんは日本人の2人に1人がかかる身近な病気です。正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に努めましょう。

  • 定期的な検診
  • 健康的な生活習慣
  • 早期発見
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